Back        関東大会県予選の準々決勝は14−31でつくば秀英に惜敗


 ナイスゲーム!! でしたが、残念ながら惜敗。 その結果、5月10日(日)は5位決定戦に臨むことになりました。

 5月3日(日)12:35〜 茗渓学園グランドで関東大会県予選の準々決勝が行われ、日立一高は前半0−19、後半14−12、
計14−31で、つくば秀英高校に敗れました。

 快晴、微風、日差しが強く気温が高めでしたが、まずますのコンディションの中、約15分遅れでキックオフ(熱中症対策のため
レフリーの判断で適宜ウォーターブレイク(給水のための試合中断:以下WBと表記)を取りながらの大会運営につき、どうしても
日程が押し気味になります。)
 前半の前半は、一進一退の攻防が続き、互いにきっかけが掴めないまま、開始12分に1回目のWB。
 試合再開後の14分、味方キックからカウンターアタックで攻め込まれ、自陣ゴール前で痛恨のペナルティ。タップキックから左に
展開され、左中間に先制トライを許す。ゴール不成功(0−5)
 続く17分には、自陣ゴール前のラックから右に展開され、TBがタックルするも繋がれトライ。ゴール成功(0−12)
 このあたりから、ブレイクダウン(タックル後の密集)でのオフサイドが目立ちます。遠目には何だか良くわからないのですが、的確
な位置でレフリーがジャッジしているのですから、信じる他はなく、タックルが「待ち」になっているため一歩二歩くい込まれ、FWが
不利な位置からポイントに入るので、オフ・ザ・ゲート(密集に真後ろから入っていない)を取られているのでしょうか?(相手のノット
リリース・ザ・ボールも、結構あるように遠目には見えましたが。)
 21分頃の2回目のWB直後、24分にも自陣でのペナルティから攻め込まれ、ゴール前ラックからFWに飛び込まれトライ。ゴール
成功(0−19)そのまま前半終了
 日立一高もよく攻めているのですが、単調なためパターンを完全に読まれており、秀英にディフェンスのポイントを絞られ、結果、
ディフェンスの厚いところばかり攻めているのでゲインラインが切れず、そのうちに攻め疲れてターンオーバー、又はペナルティという
悪循環に陥っているようです。
 個人々々は体を張って必死にタックルしているのですが、残念ながら前に出ていないためプレッシャーが掛からないため余裕を持たれて
ゲインラインにくい込まれ、或いはカウンターアタックを許してしまいます。
 スクラムやラインアウトでは互角以上に検討しており、特にラインアウトは敵ボールもカットするなど制空権を握っているだけに
後半は攻撃にひと工夫が欲しいところです。
 後半も一進一退の攻防が続きますが、14分、またもキックカウンターから右WTBに走られ、右コーナーにトライ。ゴール失敗で
(0−24)そのまま後半1回目のWB
 ここから日立一高の反撃開始、17分、敵陣ラックからループのような形でSH小宮が右に大きく引っ張り相手陣形の乱れを誘います。
その後ラックを連取してゴール前に迫り、最後は左プロップの藤田がほぼ中央に飛び込みトライ。ゴール成功(7−24)
 セットからではなく、セオリーからもやや外れたプレイ・・・今流行りの言葉で言えばアンストラクチャー(崩れた局面)な状況から
初トライが生まれました。このあたりから、日立一高のアタックが、SHからのハイパントを織り交ぜたり、スクラムからも8−9で
ボール出しに変化をつけてみたり、前半の単調な展開からひと皮剥けた感があります。
 24分には自陣ゴール前からのタッチキックがラインを割らず、カウンターを喰らってゴール前に攻め込まれ相手FWに飛び込まれて
(7−31)とリードを広げられましたが、後半終了間際の29分には、敵陣スクラムから8−9でワイドに展開して揺さぶりをかけ、
ほぼ中央で得たペナルティからまたもプロップ藤田が飛び込みトライ。ゴール成功(14−31)
 残念ながら、ここで時間切れ、ノーサイドとなってしまいましたが、後半だけを切り取れば14−12。私立4強の一角とほぼ互角の
勝負をすることができました。

 敗因を数え上げれば切りがありませんが、まずは体を張って堂々と私立4強と渡り合った部員たちを讃えたいと思います。今のチーム
状態でここまでの試合ができれば、それ以上を求めるのは酷でしょう。
 個人的には、後半の自陣ゴール前スクラムで相手ボールスクラムを押切り、ターンオーバーしたプレイには感動しました。右プロップ
萩谷の頑張りとともに、FW全員が攻撃的にスクラムに臨んだ姿勢が今までになく素晴らしかった!!

 次は、5月10日(日)の5位決定戦(11:40〜 卜伝の郷運動公園 vs合同A)です。まずはゆっくりと体を休めて怪我を癒し、
ベストなゲームを期待したいと思います。

 ←(写真提供:OB今川氏)


(以下の写真は、2年生の父母の小川さんからご提供いただきました。動画から静止画に落としていただいたので、若干写りが悪い
 部分もありますが、ご了承ください。)