Back          全国大会県予選の第1戦は122−0で合同Cに快勝!!

 平成24年度全国大会県予選の第1戦(2回戦)が、10月20日(土)14:18から堀原運動公園競技場で行われ、日立一高は合同Cチーム
(緑岡、茨城東、下妻一、守谷、並木)に前半54−0、後半68−0、計122−0で快勝しました。(前の試合の終了が15分以上遅れたため、
試合開始時間が大幅に遅れました。)

 試合開始が遅れ、一旦はアップした体も・盛り上げた気持ちも、妙に間延びしてしまったせいか、開始3分にSH黒澤がラックサイドを突いて
先制し、その後も6分・12分にCTB小室・WTB今川が個人技でトライを重ねましたが、チームとして意図した攻撃が組み立てられず、ディフェ
ンス面でもラックサイドに合同Cの大柄な選手が走りこむとズルズル後退したり、キックチェイスでタックルミスが出てロングゲインを喫したり、
接点でオフザゲートの反則を繰り返したりで、リードはしているけれど・・・という展開でした。
 そのような中、キャプテンSO鈴木がトライ後のゴールキックをほぼ100%成功させ、点差は着々と開きます。
 全半は、8トライで54−0(どうしたことか、終了間際のほぼ正面のゴールキックを外した以外、コンバージョンは7本成功しました。)

 ハーフタイムで、多辺田監督を中心に前半30分を振り返り、修正事項を確認して後半戦の開始です。
 キックオフアタックから敵陣ゴール前まで攻め込み、一旦ラックサイドをついてから左に展開、敵のディフェンスに掛かったところをSO鈴木が
フォローしてノーホィッスルトライ!これでリズムが掴めたようです。
 4分・6分とWTB今川がスピードを生かして連続トライを奪った後、13分にはFWがスクラムで圧力をかけ相手のノットストレートの反則を誘い、
PからFWがラッシュし、bW後藤がトライ。この試合始めてのFWのトライでした。
 その後もFW・BKがテンポよく一体となってボールを動かし、フランカー栗原、CTB北村、WTB佐藤などがトライを重ね、後半は10トライで68−
0。怪我人もなく(そういえば、この試合は今シーズン初の怪我人なしで全員揃った試合でした。恒例の試合前のテーピングもO)まずは順調な
滑り出しとなりました。

 いよいよ、つくば秀英戦まで、あと1週間。幸い怪我人もなく体調は万全のようです。あとはいかに練習どおりの試合ができるかです。今日の
試合では、まだ練習の成果が100%発揮できているとは思えません。もう一度基本を思い出し、思考は冷静かつシンプルに、ハートはひたすら
熱く燃え立たせ、全力をぶつけて欲しいと思います。

 かつて明治大学ラグビー部で、約70年間監督を務めた北島忠治先生は、試合前に選手を送り出す際、「勝て!」とは言わず「練習どおり、
立派な試合をやってこい。」と言って送り出しておられました。日ごろの練習どおりの試合ができれば、必ず勝てる。逆に言えば、練習どおりの
試合をすることが、いかに難しいかと言うことでしょう。・・・・現役たちの一層の奮起を期待しています。


 

 

平成24年10月21日(日)
茨城新聞掲載