Back         全国大会県予選の準々決勝は、つくば秀英高校に敗れました。

 平成23年度全国大会県予選の第2戦(準々決勝)が、10月29日(土)14:18から堀原運動公園競技場で行われ、日立一高は つくば秀英
高校に前半0−19、後半5−38、計5−57で敗れました。

 前半3分、敵陣でのラックをターンオーバーされ、ダブルライン(?)からのエキストラマンにCTBのディフェンスのギャップを突かれ、独走を許し
トライ。ゴールも成功して〔0−7〕と先制点を奪われます。
 11分には、またもTBラインのディフェンスが乱れてロングゲインを許し、最後はモールを押し込まれてトライ。ゴール不成功で〔0−12〕
 先制パンチをくらってペースを乱した日立一高ですが、その後はよく踏ん張って一進一退のゲーム展開となり、このままハーフタイムかと思われ
ましたが、24分ラインアウトからモールを押し込まれトライ。ゴール成功〔0−19〕で前半を折り返します。

 気合を入れ直して臨んだ後半も、開始早々の3分と5分に秀英のBKに走られ〔0−31〕とリードを広げられます。
 12分には自陣ゴール前ラインアウトを確保し、SOがタッチに逃れようとしたキックをチャージされトライ。16分にはまたもラインアウトモールを
押し込まれてトライ。〔0−43〕となり、苦しい展開が続きます。
 24分つくば秀英のペナルティもあり久し振りに敵陣ゴール前に攻め込み、スクラムからbW山口がサイドアタック!そのボールを執念でつなぎ
最後はフランカー伊藤がトライ。ようやく一矢を報い〔7−43〕とします。
 しかし、反撃もここまで。28分と30分にタックルの甘さを突かれて連続トライを喫し、〔5−57〕でノーサイド。

 今日の敗因は、年間を通してレベルの高い厳しい試合をこなしてきたつくば秀英との「場数の違い・経験の差」これに尽きると思います。 ブレイク
ダウンにおける寄りと仕掛けとからみの早さ、チャンスを確実に生かす集中力、自分たちの強みを前面に出す試合運び、etc.
 県総体(兼)国体予選のAブロック決勝では、同じつくば秀英を相手に〔14−33〕の点差以上に拮抗したゲームができ、秋シーズンに向けて期待
を抱かせましたが、夏を乗り越え、つくば秀英が県内外の強豪チームと試合を重ね「経験知」を蓄えたのに対し、日立一高は宿命ともいえる3年生
の(半数の)引退もあり、1年生を加えてリスタートを切らなければならず、チーム力に差が開いてしまいました。
 加えて、県総体では日立一高を「格下」と見たのか雑で大味なプレーも多く見られましたが、今回の試合ではハンドリングもほぼノーミスで、全力で
「勝ちに来ている」ことを強く感じさせました。
 日立一高の嫌がるところ、モールラックサイドを徹底してFWで突き、ラックからも再度モールを形成してプレッシャーをかけておいてディフェンスの
手薄な外に振る。ここまで対応されては、怪我人が多くベストコンディションではない今の日立一高に勝機はありません。(決して「勝てない相手」と
いうことではありません・・・念のため。)

 それでも、ここ数年の全国大会予選における90〜100点差の敗退には一応の終止符を打ち、逆に他のチームに先駆けて1・2年生中心で大会
に臨んだ日立一高には、新人戦そして関東大会出場に向けて、大きな期待がかけられます。
 経験知を得るには、一にも二にも強豪チームとの対戦しかありません。関東近県のベスト4クラス以上のチームとの練習試合を数多く実現できる
よう、OB会としても交通費その他の支援を強化したいと思いますので、現役諸君にはワンランク上のレベルへの飛躍を期待しています。

 最後になりましたが、3年生へひとことずつ

 山口へ・・・最後まで、攻守にわたり体を張ってチームを引っ張り、日頃の練習も含めて見事にチームを成長させてくれました。本当にありがとう!
 高島へ・・・君のカムバックがなかったら、怪我人続出のBKは崩壊していたことでしょう。復帰後の練習は大変だったろうけどが、よく頑張ったね!
 先田へ・・・3年かけて地道に体を鍛え、慢性の腰痛に耐えながらよく頑張ったね。最後の試合での勇敢なタックルやラックでの奮闘は光ってたよ!
 山井へ・・・脱臼は、激痛に加え「またやってしまったら」という恐怖との戦いです。前の試合での再脱臼を乗越えた今日のフル出場は男の勲章だ!
 池田・渡辺・須藤へ・・・今日から君たちもOBだ!夏前まで立派にプレイしたんだから、これからも遠慮なくグランドに来て後輩を指導してください。

 最後の最後に、今日まで1年間、日立一高ラグビー部を応援していただいたOB、賛助会、父母の会、その他全ての関係者の皆様、温かいご声援
とご支援を本当にありがとうございました。明日からはまた、新人戦目指してチーム一丸となって頑張りますので、よろしくお願いいたします。