Back 関東大会県予選の2回戦は水戸一高に26−15で辛勝。
平成23年度関東大会県予選の2回戦が4月29日(金)10:30から勝田工高グランドで行われ、前半12−0、後半14−15、
計26−15で水戸一高に辛勝しました。(※試合中の写真は、届き次第掲載します。)
快晴で適度に風もあり絶好のコンディションの中、前半は両CTBを中心にセットからのディフェンスが機能し、また大半を敵陣で
戦えたことから、まずは危なげない展開となりました。
前半5分には敵陣ゴール前のラインアウトモールを押し込み、相手FWのコラプシングを誘発してPKからラック、SHがサイドを
突いて先制トライ。ゴール成功(7−0)
同15分には同じくゴール前ラインアウトを押し込んで、そのままトライ(12−0)
その後も再三攻め込みますがラストパスがつながらず、また中盤や自陣におけるラインアウトモールでのボールコントロールが
悪く、12−0のままハーフタイムを迎えます。(前半20分には、両チームの体調維持のためウォーターブレイク(給水)あり。)
心配なのは、水戸一高のバックスリーのポジショニングが良いのか、日立一高のキックが中途半端なのか、キックリターンから
何度もロングゲインを許していることです。前半終了間際にFW7番がラフプレイ(?)でシンビン(10分間の退場)となったことも、
後半に向けての不安材料となりました。
後半開始直後は一進一退の攻防、8分には敵陣でのラックをターンオーバーし、ゴール前のラックから3番が飛び込んでトライ。
ゴール成功(19−0)
これで安心したわけではないのでしょうが、その後FW・BKともにピタッと足が止まり、水戸一高に連続攻撃を許します。
相手の展開についていけず、フェイズを重ねるごとにディフェンスの人数が減り、13分・15分・18分と3連続でトライを喫し、
(19−15)と4点差に詰め寄られます。(トライ後の相手のゴールが成功していたら、(19−21)と危うく逆転されるところです。)
19分、キックオフアタックからマイボールを確保して左に展開、FBがライン参加して起死回生のトライ。ゴール成功(26−15)
その後も動きにキレは戻らず、残り時間を計算せずに攻撃を仕掛けてピンチを招いたり、敵陣ゴール前に迫りながら意思統一
が図られずチャンスを潰したりでハラハラさせられましたが、なんとか(26−15)のままノーサイド。準々決勝進出を決めました。
東日本大震災の影響で、実質的に練習開始してから3週間程度と仕上がりが遅く、また試合前の1週間で怪我や体調を崩した
選手が多いなど、ベストには程遠いチームコンディションでしたが、それはどこのチームでも大同小異です。毎年のことですが、
日立一高の課題はゲーム中のセオリーやメンタル面の逞しさを各部員が身に付けること。それには経験を積むしかありません。
今日の試合を糧として、次の清真学園との一戦では、新人戦の対常総学院戦のように「攻め続ける気持ち」を60分間維持して、
立派な試合ができることを期待しています。