Back      新人戦の第3戦(準々決勝)は14−15で清真学園に惜敗

 1月14日(日)堀原運動公園において新人戦の準々決勝が行われ、日立一高は、前半7−10、後半7−5、計14−15で清真学園に惜しくも
敗れ、期待された20年ぶり(平成10年度の関東大会県予選以来←3位決定戦で敗れ関東大会出場はならず)の準決勝進出はなりませんでした。
 先週の2回戦までは、
風邪で発熱や体調を崩したメンバーがおり、実質的には14人で戦う状況でしたがようやく回復し、久しぶりにベストメンバー
(それでもリザーブなしの15人ちょうど)での試合となりました。
 また、先週の2回戦は体調不良者に加え、精神的にも戦う準備が整っておらず、勝つには勝ちましたが大味な試合となり、一抹の不安材料を抱えて
いました。
 しかし、今日の日立一高は、先週とは別人のような戦いぶり。前半10分と23分には昨年からの課題となっている「Oチャンネル」のディフェンス
の甘さやキックチェイスの詰めの甘さなどから清真BKにトライを献上。(0−10)とリードされましたが、前半終了間際には敵陣でのスクラムから
フェイズを重ね、最後はプロップ鈴木大地がインゴールに飛び込みトライ!ゴールも成功し(7−10)と反撃ムードのままハーフタイムを迎えます。
 後半開始後5分間は敵陣に入り、攻め続けましたが、ゴール前のラックで惜しくもノットリリース・ザ・ボールの反則。その後も敵陣で相手ボール
スクラムをターンオーバーしたものの対応が遅れ、逆にこぼれボールを拾われて自陣に戻されるなど、チャンスを生かすことができません。
 その直後の7分、ハーフウェイ付近のラックからタッチライン際を走られ、ディフェンスのミスマッチなどもあってトライを奪われ(7−15)と
リードを広げられましたが、今日の日立一高はここで集中が切れることはありませんでした。
 12分には、またも敵陣に攻め込み粘り強くフェイズを重ね、ラックサイドを走り抜けたフランカー鈴木健太がトライ!ゴールも成功し(14−15)
と1点差に詰め寄ります。
 その後、約20分間にわたり一進一退の攻防が続きますが、肝心な場面でのペナルティやイージーなハンドリングミス、疑惑の笛などもあって逆転は
叶わず、惜しくも(14−15)のままノーサイドを迎えました。

 試合終了後、部員たちの中には目に涙を浮かべた者も多く、この一戦に賭けた部員たちの思いの強さが感じられました。敗れはしましたが、最後まで
集中力と緊張の糸を切らすことなく戦い続けた部員たちの姿は雄々しく立派であり、高校ラグビーにおける“気持ち・メンタル”の大切さを改めて痛感
した試合となりました。

 次の試合は、21日(日)の5位・7位決定戦です。(午前11時45分から堀原運動公園で合同A(勝田・水戸農業・海洋)との対戦)
 関東大会予選の組合せにも影響する重要な一戦ですので、ぜひ勝利をおさめ、今年度の目標である関東大会出場に向けて邁進して欲しいと思います。
 OB・父兄・関係者の皆様には、ぜひ今日以上の熱いご声援をお願いいたします。

※今回の写真も、OB金澤と父母の田口さんからご提供いただきました。ありがとうございました。