Back         全国大会県予選の準々決勝は7−36でつくば秀英に惜敗

  平成27年10月24日(土)13:06 平成27年度 第95回全国高校ラグビー大会茨城県予選の準々決勝が堀原運動公園競技場で行われ、
日立一高は前半7−12、後半0−24、計7−36でつくば秀英高校に敗れました。
 快晴、微風、絶好のコンディションの下、キックオフ直後から日立一高はエンジン・フル回転!!自陣で得たペナルティからタッチキックで敵陣に
ラインアウトモールを押し込んでブラインドサイドへキック。相手BKのワンタッチがあったため、マイボールラインアウトから満を持してのサイン
プレーが決まり、右中間にプロップ藤田?が先制トライ、ゴールも決めて(7−0)とリードします。
 前半はほぼ70%を敵陣でプレイし、何度もトライチャンスを掴みかけますが、ハンドリングミスやスローイングミスなどでチャンスを逃し追加点
が奪えません。逆に自陣22m付近でのラインアウトをノックオンし、拾われた相手FWにインゴールに持ち込まれ(7−5)とトライを返されます。
 その後も敵陣に攻め込みますが決め手を欠き、自陣でのラックから相手SOのキックパス?の処理を手惑う間にFWに拾われトライ、ゴールも成功し
(7−12)と逆転されたところで前半終了となりました。
 前半は、敵陣深く攻め込みながら決定力を欠き得点できない日立一高に対し、ワンチャンスを確実にトライに結びつけたつくば秀英。試合経験の差が
得点に現れていました。
 後半開始のキックオフではブラインドサイドを狙いましたがキックがやや深すぎ、チェイスが遅れてチャンスには至らず、その後は自陣での攻防が
続きました。
 10分、自陣22m付近のラックからCTBのディフェンスがカブッてしまったのか、相手SOに突破を許し(7−17)とリードを広げられます。
 16分にはハーフウェイ付近のラックでのイーブンボールに圧力をかけられターンオーバー、こぼれ球を拾われてタッチライン際を走られトライ、
ゴールも成功し(7−24)。ラックでマイボールがキープできると判断したのか、FWが人数をかけず展開してしまったためターンオーバー、その後
は裏に誰もおらず、独走を許してしまいました。結果として、この2トライが3トライ3ゴールを奪わなければ逆転できないという点差とともに、日立
一高に重くのしかかりました。
 それでも、果敢に攻撃を続け、20分には敵陣22m内のラインアウトからのサインプレーでゴール目前に迫り、左大外に展開しましたがここでまた
ハンドリングミス。こぼれボールを拾われてカウンターを喰らい独走トライ(7−29)
 26分にはラインアウトミスのスクラムから相手BKに走られ(7−36)後半の後半は集中力が持続できず、最後は足も止まってしまい万事休す。
ノーサイドの笛がなりました。
 エディ・ジャパンと同様に、BKの体格で劣る日立一高は、ディフェンスだけでは持ちこたえることが難しく、どうしても綻びが出来てしまうため、
60分間常に攻め続けることが求められますが、前半はそれができていたのに後半は集中の糸が切れてしまいました。

 しかし、試合を振り返れば、得点差ほどゲーム内容に差はなく、エリア支配率ではむしろ上回っていたかもしれません。勝負事に「たら・れば」はあり
ませんが、前半終了間際のトライを、つくば秀英ではなく日立一高が奪っていたとすれば、違う結果が待っていたかもしれません。
 部員数が少ないハンディを背負いながら、地道な努力で高いレベルのラグビーを体現し、最後に立派な試合をしてくれた部員の皆さん。本当にお疲れ様
でした。特に3年生は、紆余曲折を経ながらも6人全員で大会に臨み、それぞれが精一杯プレー出来たこと、素晴らしかったと思います。その経験と誇り
を胸に抱いて、次の目標にチャレンジして行ってください。1・2年生は、仲間意識をしっかりと持ってそれぞれの課題に取り組み、明日から自分たちの
チームを作り上げていきましょう。
 日頃から、部員たちにご支援・ご声援、そして叱咤激励していただいた指導者の先生方、OBの皆さん、そして父母の皆さん、本当にありがとうござい
ました。日立一高ラグビー部は来年、創部70周年を迎えます。この伝統を絶やさず更に発展させていくため、今後ともよろしくお願いいたします。

  
  
  
  
  
  
 
※ここから上の写真は、父母の小川さんからご提供いただきました。ご協力ありがとうございました。

  
  
  
  
  
  
※上の写真は、OB(兼)父母の志賀さんから提供していただきました。

  
※今回も、写真提供の第1弾は、OB尾又彰彦さんです。