Back 7人制全国予選の2日目はカップ(1位)トーナメントの敗者戦で優勝!!
平成26年度第1回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会茨城県予選の2日目、日立一高はカップ(1位)トーナメントに出場
しましたが、1回戦で清真学園に5−14と惜敗、敗者戦に回って東風(はるかぜ)高校を38−0で破り、決勝に進出。
敗者戦決勝では、勝田工高と12−12の引き分けで、惜しくも単独優勝はなりませんでしたが、出場24チーム中、私立の4強(茗渓、
清真、つくば秀英、常総)に次ぐ、県立高校としては勝田工高と並んで最高順位となりました。
第1戦 日立一高 5−14 清真学園高 (前半5−0、後半0−14)
前半3分 ○BK野中トライ ゴール不成功(5−0)
後半2分 ×パスインターセプトから走られ失トライ ゴール成功(5−7)
7分 ×スクラムからのパスが乱れたところを拾われ失トライ ゴール成功(5−14)
※ 前半は、8割超のボール支配率で、何度もラインブレイクしましたが、今一歩詰めが甘く、1トライに留まりました。
後半も、マイボールでの攻撃時間が長く、清真の焦りを誘う場面もありましたが決定力に欠け、逆にイージーミスからワンチャンス
を活かされ、逆転を許してしまいました。
ギャラリーの多くが、この2日間の中でのベストゲームと賞賛してくれた素晴らしい試合でした。でも、勝負どころで攻めきれず、
守りきれない、そこが勝ち方を知っているチームとの差なのでしょうか。
第2戦 日立一高 38− 0 東風高 (前半10−0、後半28−0)
前半4分 ○BK岡崎トライ ゴール不成功( 5−0) 後半3分 ○BK川井トライ ゴール成功(17−0)
6分 ○BK川井トライ ゴール不成功(10−0) 4分 ○BK岡崎トライ ゴール成功(24−0)
5分 ○BK岡崎トライ ゴール成功(31−0)
6分 ○FW志賀トライ ゴール成功(38−0)
※ 正直、昨日の東風高の試合を見た限りでは、大差での勝利が予想されましたが、前半の初トライまでは、自陣ゴール前での攻防が
続き、第1試合での敗戦のショックを引きずっているかのように思われました。
後半に入ってゲームがテンポアップし、4トライを挙げましたが、パスを回しながらスペースを探してギャップを突くスタイルに
相手チームが慣れてきたこともあり、慎重すぎるゲームプラン(2人以上余らないと勝負をかけない・・・ように見えます。)に、
どこか不完全燃焼を感じさせる一戦となりました。
第3戦 日立一高 12−12勝田工高 (前半0−12、後半12−0)
前半3分 ×自陣でのノッコンによるスクラムから失トライ ゴール不成功(0−5)
5分 ×ラインアウトから展開され失トライ ゴール成功(0−12)
後半1分 ○FW市村トライ ゴール不成功(5−12)
4分 ○FW志賀トライ ゴール成功(12−12)
※ 前半は、勝田工高の飛び出さない横一線のディフェンスに自陣ゴール前での時間が長くなり、ハンドリングミスや相手のハードタッ
クルや個々の強さによりピンチを重ね、2トライを献上。
後半の前半は、「勝ちに行く」という積極性が功を奏して2トライを奪い同点。ラストワンプレイは長い攻防となりましたが、決め
手に欠け、タッチに押し出されたところでノーサイド。
(※ディフェンスが横一線でジワジワと前に詰めてくるならば、裏へのロングキックという選択肢はなかったのでしょうか?)
※ 2日間に亘る待ち時間の長い大会は、これまで未経験だったためか、コンディションの維持が難しく、疲れのせいか、第3戦は目に
見えて足が重く感じられ、タックルも手で押さえるだけになっていました。試合時間は7分ハーフと短いものの、目に見えない疲労が
蓄積されていたのでしょう。
今の日立一高に不足しているのは、「経験と自信とプライド」だと感じています。「経験と自信」は、いくら日々の練習の質を高め
ても、実戦の中でしか身につかない部分です。
しかし、意気消沈する必要はありません。昨年の秋以降、部員たちは少ない人数で頑張ってきましたが、実戦経験が不足しているのは
仕方のないこと。これから夏を乗り越えて、試合経験を積むうちに「経験と自信」は必ず身につくはずです。
残るのは「プライド」だけ、これは自分たちがラグビーに何をどれだけ「賭けているか or 賭けてきたか」で決まってきます。
OB、保護者、関係者の皆様、春シーズンは応援ありがとうございました。夏以降も、日立一高ラグビー部に更なるご支援とご協力
を、よろしくお願いいたします。