Back         関東大会県予選の第1戦は38−17で勝田工高に辛勝

   4月28日(土)水戸農高グランドで、関東大会県予選の2回戦が行われ、日立一高は前半19−10、後半19−7の、計38−17で

勝田工高に辛勝。 FWの要である右プロップ橋場とbW後藤を体調不良と怪我のため先発メンバーから欠き、試合途中で7番伊藤も

怪我のため戦線離脱し、急きょWTB佐藤をフランカーに上げる苦しい展開となりました。

 前半の前半は、開始3分に連続攻撃から14番今川が先制トライし、快調なスタート。7分にも敵陣ゴール前のラインアウトモールを押し

込んでから左に展開し、11番磯前がトライ。15分にはラックから右に展開したところへ5番小室がライン参加してトライ。19−0とリード

を広げましたが圧倒するまでには至らず、初陣の緊張もあってか今ひとつ波に乗り切れない感がありました。

 前半の中盤からは勝田工高もFWを全面に出しモールとサイドアタック中心の戦法を徹底しはじめ、21分には自陣ゴール前ラインアウト

を上手く引き倒したのですが直後のラックサイドを突かれ、タックルミスもあってトライ(19−5)、終了間際の29分にも自陣ゴール前から

強引に展開しましたが攻めきれずターンオーバーされ、ゴール前スクラムからサイドを突かれてトライ(19−10)。勝田工高のキックが

パント、ゴールキックともに安定していないことにも救われ、セーフティリードのまま前半を終了しました。

 後半は、開始10分まで一進一退の攻防が続きましたが、勢いに乗る勝田工高FWを止めきれず、ゴール前のモールを押し切られトライ、

ゴールも成功しましたが、前半のゴールキックの差が効いており、19−17とまだ2点リード。その後も勝田工高FWの勢いは止まらず、

たまりかねてハーフウェイ付近でオフサイドの反則、万事休すと思われましたが、直後のタッチキックがノータッチとなって命拾いした日立

一高はWTB今川、CTB北村らのカウンターアタックから敵陣に逃れることができ、反撃開始。20分にはやはりキックリターンでFB大平から

CTB小室につないでビッグゲインしトライ(26−17)、36分にはゴール前までボールをつなぎ、ペナルティから6番栗原が飛び込みトライ

(33−17)、終了間際の29分にはカウンターアタックからよくフォローした11番磯前がトライし(38−17)、勝田工高に止めを刺しました。

(※後半は、記録者がタッチジャッジを兼ねていましたので、やや記憶と記録が曖昧です。記載内容に誤りがありましたら、御容赦ください。)

 冷静に振り返ってみれば、FWは固いパックと突き刺さりでモールを押し返し、レフリーから何度もユーズイットのコールを引き出していたし、

BKもテンポのよい攻撃だけでなく、タックルも容易にゲインを切らせないなど、練習の成果は随所に出ていましたが、全体としての印象が

今ひとつなのは、戦局的、精神的に追い込まれたときの動揺と焦りが、そのままプレイに出てしまっていたからかもしれません。

 これからの1週間は、今回の試合の反省を活かし、より完成度の高い試合ができるよう練習に励むとともに、怪我人たちも体調を万全に

整え、関東大会出場に向けて邁進してください。