Back   全国大会県予選の2回戦は東洋大牛久に46−42で勝利!!

 10月16日(土)10:30から堀原運動公園競技場で平成22年度全国大会県予選の2回戦が行われ、日立一高
は、前半36−7、後半10−35、計46−42で東洋大牛久高校を破りました。(記録をさかのぼると、単独チーム
同士では、平成15年10月(県予選2回戦で8−3と勝利)以来、7年ぶりの東洋大牛久からの勝利となりました。)
 前半開始3分、ラインアウトから右オープンに展開し、14番WTB1年生の今川がライン際を快走、右中間に回り
込んで先制トライ!ゴールは失敗しましたが、5−0と幸先の良いスタートとなりました。
 その後も6分、13分、20分、22分にトライを重ね、31−0と一方的にリードを広げ、27分には相手陣からキックで
攻め込まれ、自陣ゴール前の攻防から左隅にトライを奪われ31−7とされましたが、インジュアリータイム31分には
敵陣ゴール前ラックからFWがサイドを突破しトライ!36−7として前半を終了・・・楽勝ムードが漂います。
 後半も4分に敵陣ゴール前ラインアウトを押し込み、崩されましたがラックサイドを突きNo.8山口がトライ!41−7
とします。しかし、その直後から試合の流れは大きく変わります。敵陣ラインアウトから、この日CTBに入っている牛久
キャプテンのフッカー関口が縦に突破しディフェンスラインの裏に抜け快走!ゴール前に迫られ、ラックを連取され最後
はNo.8がトライ41−12として反撃開始!その後も甘いタックルで牛久2番、8番、15番の縦攻撃を止められず14分、
18分とトライを連取され、ついに後半24分には牛久FBに独走を許し中央にトライ!ゴールも決まり41−42と逆転を
喫します。おまけに後半15分過ぎには、同じ反則を繰り返したことからフランカーがシンビン(一時退場)となっており、
14人での戦いとなってしまいました。
 残り時間はわずか、強い日差しと25℃近い気温に体力を消耗し、万事休したかと思われましたが、ここでFWが奮起!
キックオフからプレッシャーをかけて相手ゴール前に迫り、牛久のペナルティを誘い、敵陣ゴール前ラインアウト!ライン
アウトモールはまたも崩されましたが、あせらずに執拗にサイドをついて7番岡武蔵が逆転のトライ!!後半29分で46
−42と再逆転し、薄氷を踏む思いで準々決勝進出が決まりました。
 ここ数年、牛久との戦いは、前・後半で流れが大きく変わったり、リズムをつかんだ側が一方的に攻める半面、後手に
回った側はなすすべもなく攻め込まれる、といった展開が多くなっています。
 勝敗を分けたのは、3年生がやや多い日立一高の「勝ちたい!」という執念が、最後の最後に牛久を上回ったと言え
ますが、この日の甘いタックルはいただけません。このようなタックルでは来週の清真学園戦は、またも100点ゲーム!
どころか、150点ゲームの再現になるでしょう。残り1週間、魂のこもった、芯を外さないタックルができるよう、まずは
メンタルから鍛え直して欲しいと思います。

 

 (2010.10.17 茨城新聞)